・・・昔話。
春になり、姉が勤め始めた。
入社式の日は緊張した様子だった。
朝、姉の部屋の扉をコンコンとノックして開ける。
中から姉の声が聞こえる。
「どうぞ」
ヲレは少し扉を開けて姉の部屋に顔を覗かせた。
「毒男、なぁに?」身支度を終えていた姉がヲレを見て微笑む。
「姉ちゃん・・・今日から会社だね・・・。なんかヲレが言うのも変だけど、頑張ってな」
少し照れ臭かったけど、初日で緊張している姉に何か言葉を掛けたかった。
ヲレの言葉を聞いて姉はニコッっと微笑み、ヲレを手招きした。
ドアを後ろ手に閉めて、ヲレは姉に近づいて行った。
近くまで行くと姉が小さな声で囁いた。
「ありがとう。頑張るね」
そう言ってヲレに軽くキスをした。
「じゃ、もう行くね」
そう言うと部屋を出て階段を降りていった。
初出勤の姉を玄関でヲレと母が見送った。
初日は緊張して疲れたらしく、姉は帰ってくるとグッタリしていた。
夕食の前にリビングのソファで姉に社会人の感想を聞いてみた。
「感想もなにも・・・一日新人研修だよん。電話の受け方とか」
姉は今日の研修の内容を話した。
姉は夕食を食べ終わると、風呂に入り早めに寝てしまった。
寝る前に姉から、「今日は早めに寝ます。ごめんね」とメールがあった。
ヲレも疲れている姉の所に遊びに行っては悪いと思って夜中に行くのを遠慮するつもりでいた。
姉が社会人になり最初の土日が来た。
土曜の朝は、さすがの姉も少し寝坊をしていた。
父と母は二人で外出で帰りは遅くなると言っていた。
ヲレは一人、リビングでボォっと過した。
退屈なので姉にちょっかいを出しに行こうかと思ったけど、疲れている姉を思うと寝かせてあげようとお考え直した。
10時過ぎには姉が眠そうな顔をして降りてきた。
「毒男・・・おはよう」
リビングを見まわす。
「お母さん、買い物?」
リビングにヲレの他に誰も居ないので聞いてきた。
「んー・・・親父と一緒にお出掛けだと。帰りは遅いって」
両親もヲレ達に手が掛からなくなったので二人で遅くまで出歩く事が多くなった。
「そう」
台所の冷蔵庫からお茶を出してコップに注ぎながら姉が言った。
お茶を一杯飲み干すと姉が呟いた。
「姉ちゃん・・・もう少し寝てくるね」
姉がそんなに昼まで寝るのは珍しかったので、ヲレは心配になった。
「姉ちゃん・・・大丈夫?具合でも悪いの?」
ヲレの心配そうな顔を見て姉が笑う。
「大丈夫よ、ただ今週は緊張しちゃって疲れちゃっただけ」
姉はヲレの頬にキスをした。
「毒男、12時になったら起して・・・」
そう言うと姉は二度寝した。
昼の12時を過ぎたので、姉を起しに行った。
ドアをノックしても返事は無い・・・。
そっと開けてみると姉はまだ眠っている。
姉のベッドに近づき寝息を立てる姉に囁く。
「姉ちゃん・・・もうお昼だよ」
そう言った後に姉にキスをする。
「うん・・・」
寝ぼける姉の頭を撫でる。
頭を撫でられた姉は寝ぼけながらも嬉しそうに微笑む。
姉が伸びをしながら体を起し顔を洗いに行った。
その間、ヲレは姉の香りと温もりのあるベッドに横になった。
姉が戻ってくると、「なにゴロゴロしてるの・・・」と言いながらもヨレの横に潜り込んでくる。
真横にある姉の顔から、歯磨き粉のミントの香りがしてくる。
チュッっと姉に軽いキスをする。
段々とヲレの鼓動が早くなっていった。
姉と舌を絡ませるキスを長い間した。
パジャマの上から姉の胸を触る。
姉の先端が硬くなっているのが薄手のパジャマの上から判った。
摘むように指でコリコリとすると、姉は気持ち良さそうに、「ン・・・ンッ・・・」と少し鼻に掛かったような声を出す。
今度はボタンを外し、先端を直に舌で転がしながら、もう片方を指で転がした。
「毒男・・・まだ昼間だよ・・・」
姉が気持ち良さそうにしながらも呟いた。
「うん・・・」そう言いながらヲレは空いてる手を姉の下着の中に入れた。
姉の薄いけど柔らかい体毛の生えている辺りを優しく触ってみる。
姉は体をピクンとさせながら、「毒男って・・・エッチなんだ・・・」そう呟いた。
ヲレは「うん・・・」とだけ言って、中指を姉の中に入れた。
ヌルッっとした感触の後に、すぐに体液が溢れ指がスムーズに出し入れできるようになる。
姉の下着が濡れてしまう程に体液は沢山溢れた・・・。
ヲレは体を起して、姉のパジャマの下と下着を一緒に脱がした。
部屋の中が明るいので姉が恥ずかしそうにしている。
脱がし終わると、ヲレもズボンを脱いだ。
そして姉のへその辺りにキスを何回もして姉の股間にもキスをしようとすると・・・。
姉が慌ててヲレの頭を押さえた。
「ダメ!今日はそれしちゃダメ」
姉が慌ててた。
「どうして?」ヲレが姉の内股にキスをしながら聞くと・・・。
姉は恥ずかしそうにしながら、
「明るいし・・・さっきトイレ行ったから・・・バッちいよ」
顔が真っ赤になっている。
「平気だよ」
そう言ってペロッっと姉の割れ目を舐めると、姉が「ンンッ!」と体を弓なりにさせた。
「気持ち良い?」
指を姉の中に入れながら、敏感な部分を舌で舐めて姉に聞いた。
姉は、
「ンッ・・・うん・・いい・・・」
気持ち良さそうに呟く。
姉の中からは気持ち良い時に出てくる体液が溢れ出てくる。
「姉ちゃん・・・今日は敏感と言うか・・・感度がいいのかな?いっぱいだよ」
姉の中に指を出し入れした。
体を震わせながら姉が快感に耐える。
「んっ・・・久しぶりだからかな・・・気持ち良くて・・・ンンッ・・・」
姉がそう言っている時に体液の付いてヌルヌルになった指で膨らんだ敏感な部分を擦り上げた。
その瞬間的に体を大きく震わせて姉が果てた。
姉は体の感覚が戻ってくると呟いた。
「今度は姉ちゃんがしてあげる」
いつものように先端をペロッペロッっと舐めてから咥えた。
しばらく口でしてもらっていたけど、「もう、入れたい・・・」と姉にお願いをした。
姉はニコっと笑って
「いいよ。でも、今日は付けようね」
そう言って立ち上がるとゴムを持ってきて付けてくれた。
付け終わると姉がヲレにキスをしてくる。
ヲレはそまま姉を押し倒した。
姉の中で擦れる感覚を味わうようにゆっくりと大きく腰を動かし出し入れをする。
段々と姉の呼吸が速くなり、薄っすらと汗を掻いていた。
姉がヲレの肩に腕を廻し抱き締める。
密着するように体を合わせた。
それに合わせて腰を早く小刻みに動かすと・・・。
姉が耳元で泣いてるような声で囁いた。
「一緒に・・・ね?お願い・・・」
その言葉が合図になり二人とも果てた。
お互いに拭き合った。
姉がゴムに溜まったヲレの体液を見て、「なんか・・・いっぱい出てるよ」と驚く。
服を着ると1階に降りていった。
姉がお昼を作ってくれて二人で少し遅めの昼食を食べた。
その後は夕方までソファに並んで座り、くっ付いたりキスをしたりしながらテレビを眺めた。
テレビを見ながら、「姉ちゃん・・・疲れてない?」と聞くと、
「大丈夫、毒男にいっぱい愛してもらったから・・・元気になったよん」
姉は悪戯っぽく笑ってヲレにキスをした。