俺、賢吾は25歳の店員。
一国一城の主を目指し、「店長候補」として全国チェーンの販売店に入ったが、実際は主任止まりで雑用ばかりの毎日だ。
勤め先はショッピングセンターの中にある小さな店で、社員は俺と45歳の店長。
あとはパートやアルバイトと言う感じ。
この店長とはソリが合わず、苦労している・・・。
先日、パート(フリーター)の留奈(るな)がマニュアルにない対応でつまずいてお客様に怒られた件で店長から怒られた。
「お前の教育がなっていない」と店長は散々吠えていったあと「後片付けしておけよ」と言い捨てて帰り、店には俺と留奈が残された。
「主任・・・私のために・・・すみません」
留奈は泣きそうな顔をして謝ってきた。
留奈は、入社して1年、短大卒の21歳のパート。
ちょっとのんびりしたところがあり、ミスも少なくないが、愛嬌はあり、他のパートさんからも好かれている。
背は低くて丸顔、スリムではないがいい体をしている。
いい娘だなぁ、と思っていたら、歓迎会の席で彼氏がいると告白。
残念。
でも、働いている姿を見ていられるだけでも目の保養になる。
・・・。
時々、彼氏と遊びに行くためなのか休暇を取り、おみやげを買ってきてくれるが、ちょっと複雑な気分。
このおみやげを選んだ後に、彼氏とHなことしているんだろうなぁ、とかなり妬ける。
留奈は
「本当にすみません。主任、私、やめた方がいいんでしょうか」
「いや、それは困るよ。今抜けられたら・・・」(本当は留奈との接点を失いたくないだけ)
「私、ドジばかりで迷惑掛けっぱなし。どうしたら・・・」
今にも泣きそうな顔の留奈。
そこで、俺は加虐的なトラップを仕掛けることにした。
「じゃあ、俺と一緒に狐狸(こり)の湯温泉に付き合ってくれる??」
・・・狐狸の湯温泉とは、この地方都市から車で2時間ぐらい離れたところにある温泉地で、日帰りの混浴風呂が多い。
というか、狐狸の湯温泉と言えば混浴しようという意味なのだ。
留奈が温泉に付き合ってくれる(=少しでも俺に好意がある)のなら、今後も庇い甲斐があるし、拒否れば俺のこと嫌っている(庇い甲斐がない)ということで、一緒に仕事をしても意味がない。
留奈は、俺の意外な申し出に真っ赤な顔をして
「そ、それでいいんですか?」
「うん。彼には内緒にするから」
「えっ、はい。分かりました。ご一緒します」
あっさりした返事に、俺はどぎまぎして留奈の顔をまともに見られなかった・・・。
俺が選んだのは、混浴大浴場のあるスパ◯◯。
大きな風呂が売り物で、年輩の女性スタッフによる巡回があり(=チェックが厳しい)、安全なため女性の利用が多いところ。
変なことはできないが、混浴初心者向けの施設として有名。
どのみち、Hなことは控えようと思ったし、ここなら安心してついてきてくれるだろう。
【温泉へ】
いよいよお休みの日。
俺は留奈を拾うために駅前ロータリーに車を向けると、留奈だけではなく、同じパートの多恵子さんもいた。
狭いロータリーなので乗降は手早くするのがこの駅前ロータリーでのマナー。
二人を後部座席に乗せて車を出したのだが・・・。
「多恵子さん、おはよう。あれ、どうしたの?」
「あの時、主任を呼ぶ前に私も対応したのですが・・・手に負えなくて迷惑をお掛けしました。お詫びに私もお付き合いします」
多恵子さんは、33歳の主婦のパートで、子どもはいない。
ロングヘアーにほっそりとした体つきで、胸だけは大きい。
「留奈さん・・・どしたの?」
「すみません。多恵子さんに話したら『どうしても』と言うので・・・」
「多恵子さん、混浴温泉ですよ。いいんですか?」
「はい。大丈夫です。でも、主任以外の男性に見られたくないので・・・・留奈ちゃんと相談して個室温泉・△△荘に予約を取りました」
えっ、個室風呂?俺は運転しながらも逸物が大きくなるのを感じた。
触ったりできるのかな・・まさかね。
ミラー越しに見える留奈の格好は、短めの淡い花柄のチュニックに黒いレギンス。
チュニックの胸元は丸く膨らんでおり、はち切れそうなむっちりとした太ももを包むレギンスには横シワが・・。
多恵子さんの格好は、無地のピンクの長袖Tシャツにフレアスカート。
大きな胸がTシャツを膨らませている。
【人妻多恵子の告白】
狐狸の湯温泉に着くと、まず昼食。
ここも、多恵子さんが半個室タイプの料理屋を予約していた。
食事をしながらも、留奈と多恵子さんの胸元ばかりに目がいってしまう。
もうすぐ、あの服の中身を見ることができる・・・と。
留奈がトイレに中座したとき、多恵子さんは「ねえ、私たちの裸想像して興奮してない?」と俺の耳元で囁いた。
「そ、そんなこと」
「ズボンの前、大きくなっているよ」
・・・バレた。
「もし、我慢できなくなったら私が気持ちよくしてあげるから、遠慮しないで言ってね。留奈ちゃん、彼氏がいるんだったよね」
「多恵子さんだってご主人がいるのに」
「私は全然平気よ」
「???」
多恵子さんの話によると、1年ぐらい前から旦那とセックスレスになっていて、おかしいと思ったら旦那の浮気発覚。
相手は旦那の勤務先のバイト女子大生で、親からも謝罪され、本人も泣いてお詫びするなど、何となく回りのペースに乗せられて離婚は回避した。
(女子学生はアパートを引き払って新幹線通学させられることに。バイトも辞めた)
自分も旦那が初めてではなかった、など負い目はあったし。
だけど、レスしておいての浮気。
すんなり和解するのも癪(しゃく)にさわるので家庭内冷戦していたところ、今回の温泉話が出てきて同行することにしたので、こう言ってやった。
「来週、男の上司と(混浴の)狐狸の湯温泉に行く。その日のことを一切不問にしてくれたら今度のこと許してあげる」と。
そして今朝、旦那が車で駅に送ってくれた。
屈辱に歯をくいしばっている表情が見て取れるのが愉快だ。
ざまみろ。
これからあなたの奥さんが他の男の前で裸を晒すのよ。
旦那は、駅に着く直前に一言「頼む。中出しだけは勘弁してもらってくれ・・お願いだ」と呻いた。
多恵子さんは軽く頷くと、後ろを振り向かずに車を降りた。
「というわけで、今日は旦那公認だから・・・♪」
多恵子さんは、俺の首っ玉にぶら下がって頬に唇を押しつけ、ズボンの上から逸物をさわったところで留奈が戻る。
予約の時間までもう少しなので、みやげ物屋で時間をつぶすが、レギンス越しに膨らむ留奈のむっちりした太もも、多恵子さんのTシャツを膨らませている胸ばかりが気になって、みやげどころではない。
【個室風呂へ】
いよいよ予約時間。
多恵子さんは、受付で個室のカギなどをもらってきて、個室風呂へ。
カギを掛けると、いよいよみんなで裸に・・・。
「あのう、すみません」
「??」
「脱ぐところ見られるの、恥ずかしいので先に入ってもらっていいですか?」と留奈。
「そうね、下着とか恥ずかしいから、中で待ってて。後で入るから・・」
そう言いながら多恵子さんはTシャツだけ脱ぎ、キャミソール姿で手を止めた。
ちょっと残念だったが、俺は後ろを向くと、二人の視線を感じながら手早く服を脱ぎ、風呂場に入った。
民宿のお風呂程度の大きめの浴槽と、洗い場が一つ。
窓はサッシが開け放たれていて、坪庭が見える。
洗い場は広めだが、シャワーセットが一つなので、俺は先に体を洗うことにした。
ふと、脱衣室の方を見ると、留奈と多恵子は服を脱ぎ始めているのがすりガラス越しに見えた。
体を洗い、浴槽に浸かると、多恵子と留奈が入ってきた。
多恵子の大きな胸は少し垂れていて、ブラウンの乳首は既に立っている。
ヘアは濃いめで、意外と尻が大きい。
着痩せするタイプだったんだ・・・。
留奈の丸い胸はBかCぐらいか。
ピンク色の乳首がツンと立っている。
多恵子に比べると、むっちりした体が色っぽい。
【留奈のバスト】
「お待たせ・・・洗い場一つしかないね。私、先でいい?」
「はい」
多恵子はほっそりした背中を向けると、洗い場の椅子に腰掛けた。
留奈は掛け湯をして浴槽へ。
すっと、俺の隣に座った。
俺は、失礼とは思いつつ、横目で胸をじっと見ると
「恥ずかしい・・・でも、賢吾さん、触っても・・いいよ」
俺は、手を伸ばすと、留奈の真っ白な胸の下側をそっと持ち上げた。
留奈は、目を瞑っているのか、薄目を開けているのか・・・。
すべすべした肌の感触と、大きくはないが張りのあるバスト。
手で軽く揉みながらそっと形を変えると「んんっ」と鼻を鳴らした。
「留奈さん、綺麗だよ。ものすごく」
「んんっ」
留奈はさっきより更に赤い顔をしていた。
俺は、ぴんぴんに立っている乳首に指を進め、指で軽くこねると「ああっ」と軽く声を出した。
「賢吾さん、気持ちいいです」と俺の腕を掴む。
俺は胸だけではなく、手を顔に回してみた。
真っ赤になっている耳、耳たぶを優しく捏ねると「んっ、んっ」と鼻を鳴らし、目を瞑って唇を突きだしてきた。
俺は、ここまでの展開に驚いていた。
留奈は彼氏がいるのに・・・温泉の為せる技か?
さあ、このあとどうしようか・・ためらっていると、洗い場で流れているシャワーの音が止まり「留奈ちゃん、おまたせ」と多恵子さんが湯船に入ってきた。
惜しい。
キスぐらいはできたかも。
しておけば良かった・・・。
【人妻多恵子と】
留奈が入れ替わりに洗い場に向かうと、早速、人妻の多恵子さんは湯の中でいきり立っている俺の逸物に目を付けた。
「なによ、もうこんなに大きくなっている!!」
そう言うと、いきなり掴んで扱きだした。
「ちょっと、多恵子さん・・留奈さんもいるんだよ」
「ねえ、今日だけは何でもOKなんだから、お願い。ちょっとだけ」
そう言うと、逸物を握りながら唇を突きだしてきた。
俺は成り行きで唇を合わせると、多恵子の舌が俺の口の中を暴れ回った。
女の人に逸物を触られるのもキスも(Hも)3年ぶり。
大学の時以来だ。
キスをしながら、俺は多恵子の胸を揉む。
留奈に比べるとかなり柔らかく、乳首ははち切れそうなほど大きく膨らんでいたので、荒々しく揉み、指で捏ねると「んんんっー」とくぐもった声が。
唇を離すと「すごい、久しぶりだから気持ちよくって・・・舐めて」と胸を突き出す。
今度は乳首を舐め、舌で転がすと「あっ、あっ」と喘ぎ声が。
「声はまずいよ」
「ごめーん」
そう言いながらも、俺の腕を掴んで股間へ導く。
ヘアの感触がして、その奥は・・・ぬるぬるに濡れていた。
「ねえ、欲しくなっちゃった。ちょうだい」
留奈の方を見ると、髪を洗い始めたところ。
「どうやって?」
「・・そうねぇ・・・あなた、横になって」
俺は、浴槽から出ると、石造りの床の上に横たわった。
多恵子がその上に跨がってくる。
大きな胸が垂れているのが見え、多恵子は腰を落としてきた。
逸物の先端が何かを探っているような感じがした瞬間、逸物が熱く包まれた。
「ああああっ」
多恵子は声をあげた。
「しーっ」
「ごめん」
一呼吸置いた後、多恵子は自分で腰を前後に動かした。
必死に声をこらえてはいるが、閉じた口の奥から呻くような喘ぎ声が聞こえる。
俺は、腰を突き上げながら、手を伸ばして胸を揉む。
乳首を捏ねると程なく多恵子は険しい表情になり「んんんんんっっっっっ」と全身を反らせ、俺の上にのしかかった・・・重い。
「どしたの?」
「逝っちゃったぁ。1年ぶりよ」
そう言いながら、のろのろと体を起こすと・・・。
洗髪も済ませた留奈がこっちをじっと見ていた。
床に横たわった俺の逸物は勃ったままだ。
【留奈の手コキ】
「床に寝てると風邪引くよ。起きて」
留奈は俺の肩に手を掛けて起きるように促す。
ぐったりした多恵子は、のろのろと浴槽に浸かりにいく。
「もう、何していたんですか?」
留奈の目は怒っている。
「・・・ごめん」
「ここ座ってください」
留奈に促されるまま浴槽の縁に座ると、留奈は俺の逸物にお湯をかけて、右隣に並んで座った。
「手でいいですよね?」
怒ったように言うと、留奈は俺の逸物を握り、手で扱き始めた。
ただ強く握って単調に擦っているだけだが、俺はさっきより興奮していた。
憧れの留奈が裸になって俺の逸物を握ってくれている。
手の動きに合わせて揺れている真っ白で丸くふくらんだバスト、ピンク色の乳首。
少し出ているが可愛らしいお腹。
むちむちの太ももの付け根には、薄目のヘアが。
こんな光景は今日だけ。
明日から彼の元に帰ってしまうのだろうか・・・。
俺は、やっぱり留奈のことが好きだった事を思い知った。
明日から只の仕事仲間に戻るなんて辛すぎる。
会社なんて辞めて、コンビニの店長でも目指すか。
だったら多少は羽目を外して・・・。
俺は留奈の肩を抱き、体を引き寄せた。
留奈がえっ、という表情を見せて手を止めたので、ほっぺたにキスをした。
留奈は戸惑った表情で手コキを再開。
下手なテクニックだが、逝きそうになったので
「留奈、留奈、好きだよ、逝く、逝くよ」
「えっ、何?・・・はい」
「おおおおおおおっ」
白濁液が石張りの床に飛び散った・・・。
「冷えるね、入ろう」と俺と留奈は再び浴槽へ。
自然におれは留奈の肩を抱く。
どうせ会社を辞めるんだから、と開き直った気分。
留奈の股間に指を入れてぐちゃぐちゃに掻き回してやりたい衝動に駆られた。
しかし、留奈の可愛らしい横顔を見ているとそんな気にならず、顔を引き寄せて、キスをした、、、、留奈は拒まなかった。
(舌までは入れてこなかったが)
多恵子は、ぼんやりと俺たちのことを見ていた・・・静かな時が流れていく。
【脱衣室で第二戦?】
「さて、あがろうか」
俺たちは浴槽を出たが、濡れた髪が気になる。
さっき、床に横たわってHしたとき、髪が中途半端に濡れため、洗髪することにした。
留奈と多恵子はそのまま脱衣室へ。
髪を洗って脱衣室に入ると・・・。
留奈は既に服を着て、髪を乾かしていた。
ただ、温泉で体が熱くなったのか、下半身はレギンスではなく、薄手のスパッツだった。
太ももの形がくっきりと・・。
多恵子は、大きな胸をブラに仕舞っているところだった。
下半身はショーツとストッキングだけ。
ストッキング越しに透けるピンクのショーツを見た俺の逸物は・・・。
「賢吾さん、遅かったね・・・あれ、立ってるじゃない・・・!」
そう言いながら、多恵子は着替えを中断し、俺の逸物を握りに来てしごき始める。
「ちょっと、ズボン穿けなくなるよ」
「ねえ・・しよっか?」
そう言いながら、多恵子は、ストッキングを太ももまで降ろし、ショーツの中に手を入れて、股間を自分で少し捏ねると、
「大丈夫。濡れているから・・・挿して」
そう言うと、ショーツも膝まで下ろし、壁に手を突いて尻を突きだした。
俺は、早速、逸物を突き立てると
「ああああっ」
ガラス戸も閉まっていることから、今度は遠慮のない喘ぎ声。
「あんっ、あん、いいっ」
俺は尻を掴んでピストンを激しくしていた。
と、「ち、ちょっと、何やっているの!!」と髪を乾かしていた留奈が異変に気がついた。
「えっ、留奈ちゃん、ちょっとまって、あんっ、もうちょっと」
「ちょっと、やめてください。外に聞こえますよ」と留奈。
「サッシなら閉まっているから・・お願い、ちょっとだけ・・あんっ、あっ、気持ちいいっ、見られていて恥ずかしい。あっ、ああああっ、いっ、逝く」
多恵子さんはあっという間に逝くと、へたり込んでしまった。
「ねえ、時間なくなるよ。早く帰ろうよ」
なぜか留奈は怒っている。
「賢吾さん、ありがとう。気持ちよかったぁ。ええっ、まだ立ってる。口で抜いてあげよっか」
カギを返さなくてはならない時間まであと10分。
急いでしごけば発射できそう・・・。
「ねーえーっ。早く出ようよーっ」
再び留奈がせかすので「賢吾さん、いい?私だけ気持ちよくなって・・・」と多恵子は苦笑した。
俺も続きを諦めて服を着た。
【帰り道】
温泉を出て、帰りの車の中は無言だった。
助手席には留奈、後部座席には多恵子。
何か気まずいような変な空気。
音楽だけが流れる単調なドライブ。
辺りは少し薄暗くなっていた。
ふとミラー越しに後ろを見ると、多恵子はスカートを少しまくって、股間に手を入れていた。
助手席の留奈は、可愛いびきをかいて眠っている。
スパッツに包まれた太ももはむちむち。
俺の視線に気づいた多恵子は「ねえ、私、晩ご飯やめるわ。(会社近くの)本屋で降ろしてくれる?」とぽつりと言った。
「えっ、どうして?」(日付が替わるまでに多恵子を家に帰せばルール上は問題ないので、この時点では、みんなで夕食を食べた後、留奈を先に降ろして多恵子をホテルに誘うつもりだったのだが・・・)
「何か邪魔しちゃったみたい」
「そんな、ひどいよ。留奈ちゃんには彼氏が・・・多恵子さんとしたかったのに。残念だよ」
俺は恥も外聞もなく多恵子さんを求めた。
(また逸物が勃ってきた)
「うん、私も最初そう思って、賢吾さんとつづきをしたかったんだけど、何か変なのよ。もしかして・・・。誘ってみなさいよ」
そう言うと、多恵子はメールを打ち始めた。
旦那を本屋に呼び出すみたいだ。
本屋に着くと、旦那さんが既に待っていた。
旦那さんは窓ごしに俺に手を上げてくれた。
表情までは見えなかったが。
【留奈の告白】
その後、どうやって誘おうか考えながら、晩ご飯のレストランを探すためにバイパスを流していると、突然留奈がめそめそと泣き出した。
「留奈ちゃん、どうしたの?」
「ひどい、賢吾さん、最低です・・・」
「・・ごめんね。エッチな上司で。もう、俺、会社辞めるつもりだし」
「そうじゃないんです!!鈍感なんだから!!バカっ!!」
留奈さんが金切り声を上げて、わんわん泣き出した。
「ど、どしたの?」
俺は、近くのショッピングセンターに車を乗り入れ、広い駐車場の端っこに車を停めた。
回りに車や人影はない。
「私、賢吾さんが・・好きなんです」
振り絞るように留奈。
「でも、彼氏がいるんでしょ?」
「いいえ」
「えっ?」
実は、短大卒業前に大学生の男と付き合い始め、今の店に入ってきたときは確かに彼がいたが、入店して1ヶ月ほどで別れてしまったとか。
だけど、俺の「彼氏とはどう?」などの問いかけに、「別れた」と言うのは恥ずかしくて言いそびれていた。
おまけに俺が留奈に好意を持ってくれているのはわかっているが、仕事以上のアプローチを仕掛けてこないので、俺に付き合っている人がいるのではないかと思うようになった。
それを知るのも怖くて聞けなかったのだそうだ。
「そんな・・・ひどいよ。君のことだから、彼氏と引き離したら却って可哀想かと、我慢して見守っていたのに」
「ごめんなさい!!」
そう言うと、涙でくしゃくしゃの顔を俺に押しつけてきた。
回りには時折走り去る車がいるが、関係なくキスをむさぼった。
舌を入れ、口の中を掻き回し、鼻を噛み、耳や顔をべろべろ舐め回して、今までの思いをぶつけ合った。
少しして、俺と留奈は唾液と口紅でべちゃべちゃになった顔を見合わせ、大笑いした。
「ひどい顔だね」
「これじゃぁ、ご飯食べに行けないよ。お化粧直しにいかないと・・・」
「あそこでいい?」
「うん」
ショッピングセンターから見えるホテルに俺たちは向かった。
【留奈と結ばれる】
ガレージに車を停めて、ホテルの室内へ。
狭い部屋なので、一旦並んでダブルベッドに腰掛けるが「ちょっと待ってね」と留奈は洗面台に顔を洗いに行った。
俺もついていって交代で洗顔。
ちょっとさっぱりした。
再びベッドの端に腰掛け、舌を絡め合い始めると「ねえ、暑いよ」と留奈は体を離し、チュニックを自分で脱いでソファの上に放り投げ、ベッドに横たわった。
大きな胸が白いキャミソールを持ち上げ、黒いスパッツに包まれた太ももははち切れそうになっている。
俺は、キャミソールを膨らませている胸をそっと撫でると「あっ、あっ」と気持ちよさそうな喘ぎ声。
キャミソール越しに乳首を探り、コロコロと転がすと、さらに息が荒くなった。
「ちょっと待ってよ、恥ずかしい。ああんっ」
そう言うと、両手で胸をガードしてしまった。
さっき裸を見せておいて変な話だ。
俺は、スパッツに包まれた太ももに手を回し、太ももから付け根に向かって撫でていく。
スパッツのざらざらした感触と、柔らかくて熱くなっている太もも、そして湿っぽい付け根・・・。
俺は留奈の股間に回り込むと、スパッツ越しに股間の匂いを嗅いだ。
久しぶりに嗅ぐ、酸っぱいような匂い。
でも、好きで憧れだった留奈の匂いだ。
「ああんっ、服の上からなんて恥ずかしいよぉ。ねえ、脱ぐから・・いやっ」
俺は、枕元に回り込んで照明を少し落とすと、留奈の上半身を起こし、キャミソールを捲り上げた。
目の前には、黒いブラが飛び込んでくる。
留奈は、背中のホックを自分で外すと黙って俺のシャツを脱がす。
今度は、目を瞑っている留奈を押し倒し、スパッツに手をかけ、そっと引きずり降ろすと、黒いショーツも一緒にずり下がり、薄目のヘアと、ぴったりと合わさった真っ白な太ももが飛び込んできた。
「ああっ」
顔を真っ赤にして目を瞑っている留奈を尻目に、ズボンとパンツを脱いだ俺は、横たわっている留奈に抱きついた。
逸物は留奈の太ももに押しつけられている。
留奈を抱き締めながら、再びキスをするが、留奈の息が荒くなってきたので、一旦唇を離す。
「賢吾・・・好き」
留奈はそう呟くと、再び俺に抱きついた。
キスの後、俺は留奈の生バストを揉み上げ、固くとがったピンク色の乳首に吸い付く。
昼間に温泉に入ったとはいえ、汗ばんでいる留奈の胸は塩辛かった。
「あんっ、あんっ・・」
留奈は喘ぎ声を出しながら、おずおずと俺の逸物に手を伸ばしてきた。
固くなっている俺の逸物を握ると、はっと一旦手を離し
「大きい・・・」
「えっ?」
俺は思わず聞いてしまった。
「前の・・・より・・・大きいよ」(別の日に聞いたら、前彼の肉棒はかなり小さかったらしい)
「・・・」
「でも、ベタベタしているね」(さっき、多恵子さんとHしたままだった)
「私も汗くさいでしょ。お風呂行こうか?」
俺としてはこのままぶち込みたいところだが、別の女性にはめた後の逸物をはめるわけにはいかない。
ましてや、本当に好きな人との初H。
お風呂のお湯は溜まっていなかったので、軽くシャワーを浴び、(逸物だけ念入りに洗ってもらう)再びベッドへ。
シャワーを浴び、少しテンションが下がったので、腕枕をして、頭の後ろに伸ばした左手で軽く胸を揉みながら話す。
今回の温泉行きをうっかり多恵子さんに喋ったら、付いていくと言われたこと。
貸しがあって断れなかったが、個室風呂に変更すると聞いて少し期待したこと。
でも、俺と多恵子さんがまさかアソコまでするとは思わず、嫉妬で気が狂いそうになったこと・・・。
「何でよその奥さんとHしたの?まさか、普段はそんなことしていないよね?」と真顔で尋ねる留奈に、今回の多恵子さんの旦那への復讐劇を説明した。
「わかった。私も悪かったし・・・でも、もう、浮気しないでね。浮気はこりごり・・・」
そういう留奈の目尻から涙が。
前彼とのことを思いだしたのだろう。
・・・一呼吸おいて
「賢吾、ごめんね。Hしよう」
俺は、乳首への舐めを再開するとともに、股間へ手を這わせると、既にびしょびしょだった。
クリを見つけ、指で擦ると「あああああっ、ああっ」と絶叫し、体を仰け反らせた。
しばらく反応を楽しんでいたが、
「ねえ、ストップ。気持ちよすぎる」
「逝っちゃえば?」
「それよりも・・・」
留奈は体を起こすと、俺の逸物をぱくりとくわえた。
「んぷっ、んぷっ」
ただ唇を上下させるだけの単調なおしゃぶりだが、あの憧れの留奈がしゃぶってくれるとなると、それだけで興奮してきた。
・・・
「留奈、ちょっとストップ。気持ちよすぎる。出ちゃうよ」
「出しちゃえば?」
「ひどいよ」
留奈は、俺の逸物を離すと、横たわった。
俺は留奈の股間に回り込むと、逸物を宛てがい、挿入・・・締まる。
「ああっ」
留奈は苦痛と快感の入り交じった表情で俺を迎えた。
「痛い?」
「ごめん、ちょっと痛い・・・でも、大丈夫」
俺は、そろそろとピストンすると、留奈は「あんっ、あんっ」と喘ぎ声を出した。
「何か、急に気持ちよくなってきた。いいっ、あんっ」
俺は留奈の腰を掴んでピストンを早くすると、留奈の大きな胸がぶるぶると震えている。
あの留奈と一つになれたことで、さっきの刹那的なHとは比べモノにならないぐらいの快感。
体位を変えることも忘れて留奈の中に抜き差しした。
・・・昼間の手コキ以来発射していないとのと、意外と早く逝きそうになってきた。
「留奈、すごく気持ちいいよ。逝っちゃいそう」
「ああんっ、いいよ、逝って、あん、あん」
「留奈、逝く、逝くっ」
・・・俺は、留奈の腹に大量の白濁液をぶっかけた。
【後始末??】後始末をしながら抱き合っていると、留奈のお腹が鳴った。
かなり遅い時間だ。
「服着ようか」
「うん」
シャワーで軽く逸物や股間を流したあとは部屋へ。
風呂場から出ると、先に出た留奈が服を着ていた。
黒いブラに、黒いショーツ、そして、黒いスパッツを穿くところで・・・。
「お先に・・あれ、大きくなっていない??」
留奈の下着姿に、俺の逸物は大きくなって、バスタオルを持ち上げていた。
「賢吾って、下着フェチなの?さっきも勃っていたよね」
留奈は笑いながら俺に近づくと、逸物をこね始めた。
「ち、ちょっと。刺激されたらしたくなっちゃうよ」
「いいよ」
そう言うと、留奈はベッドの上に乗り、スパッツを穿いた尻を俺に突きだした。
俺は、たまらなくなり、スパッツと黒いショーツを尻から剥くと、局部に触れた。
さっきよりさらさらしているが、濡れている。
俺は、大きめの尻を掴むと、一気に挿入した。
「あんっ」
いきなりの挿入に、留奈は悲鳴のような声を上げた。
「あん、あん」
「バックも気持ちいいの??」
「うん。さっきは、多恵子さんがしてもらっているのを見ていて、私もして欲しかった・・・あんっ」
俺は、ブラのホックも外して、たぷたぷと揺れるバストを掴み、乳首も捏ねながらピストンを続けると「あっ、あっ、いやっ、逝くっ、逝くっ、逝くぅぅぅぅぅぅぅ」と留奈は逝ってしまった。
俺も逝きそうだったので、ぐったりした留奈の尻を掴んでピストンを続け、尻の上に出した。
濡れタオルで背中や尻を拭いていると「ぐう~っ」とさっきよりも大きく留奈のお腹がなり、二人は大爆笑。
【独立に向けて】
その後、俺たちは仕事では今まで通り上司とバイトだったが、仕事が終わった後はひっきりなしに逢っていた。
多恵子さんとはその後のHや個人的付き合いはなかったものの、俺と留奈のことを職場で上手く話してくれたおかげで、人間関係は平穏だった。
が、店長だけは相変わらずのわがまま放題。
毎日威張り散らしていて、俺の評価は下がる一方。
一緒に仕事するためだけのために店にいる状態で、俺たちは会うたびに辞める話をするようになった・・・。
付き合い初めて1ヶ月。
留奈が思いがけない話を持ってきた。
留奈の叔父が、体力的に(自分で営んでいる)ハウスクリーニング業の店を続けるのがきつくなってきたので、弟子入りして店を継いでくれる人を探している、と。
この話に留奈は「是非、私たちが」と言ったと言うので話を聞いて欲しいという。
(店の業績はかなりよくて、叔父はベンツを乗り回しているらしい)
「それはいいけど、俺たちまだ付き合い始めたばかりじゃん。俺でいいの?留奈まだ21だし」
「しまった・・・でも、一国一城の主なんてステキじゃない。一緒になろうよ」
こうして、俺たちは会社を辞めた。
ちなみに、一緒に多恵子さんも辞めた。
実は、あの温泉の出来事の後、Hし足りなくて体が火照った多恵子さんは旦那をベッドに誘った。
ベッドの中で、温泉でのことを聞かれたので包み隠さず話したところ、旦那は一気に興奮。
下着は引き裂かれ、胸は荒々しく揉まれ、局部も徹底的に責め抜かれて潮を噴き、何回も逝かされ、何回も中に出されたあげく、失神してしまったそうだ。
それからは毎晩のように求められ、激しいHをしている内に、妊娠。
退職となった・・・。
(温泉のあとに生理を挟んでから妊娠しているので、俺の子ではないとのこと。良かった・・)
店を辞めた後、結婚式を待たずに叔父の店の近くに二人で住み、二人揃って叔父から技術を叩き込まれた。
清掃技術では定評のある叔父のこと、仕事は厳しく、俺はもとより姪である留奈も容赦なく怒鳴られた。
が、それでも、努力すれば正当に評価される世界と、接客業で鍛えられたお客様あしらい、そして、二人で同じ道を歩む決意に支えられ、何とかやっていけそうだ。
【エピローグ】
結婚式を済ませ、新婚旅行から帰ってくると、もう一つ嬉しい知らせが。
叔父が、小さな中古マンションの入居前清掃を俺と留奈に任せてくれたのだ。
俺たちは出せるものを出し切り、仕上がりを見た不動産屋に「今度は君たちを指名しよう」と言われた。
二人だけで仕事をした帰り道、俺たちはユニフォームのまま、かつての勤め先であるショッピングセンターに足を向けた。
今日は店長の公休日。
祝電のお礼方々、昔の仲間に声を掛けようかと、あの店の前に行くと・・・あれ?何だこりゃ??
隣の宝石屋の社長がガラスケースを拭いていたので「社長、ご無沙汰です。結婚式の祝電、ありがとうございました。ところで、私たちのいた隣の店、工事してますけど潰れたんですか?」と尋ねると、
「おお、久しぶりだね。この間は(本店で結婚指輪を買ってくれて)ありがとう。何、ハウスクリーニング屋を始めたんだって?」(開業したんじゃなくて、修行中なんだけど・・・)
「実は、あの店・・・」
俺たちと多恵子さんが辞めた後、店長には付いていけないと、バイトやパートが集団退職。
店長や本部は慌てて人を補充したが、あの性格の店長では誰も慕わず、店はガタガタした。
当然、接客レベルも落ちて売上低下。
しまいにはお客さんの前で本部の人と店長が罵り合うまでになり、店は閉店した。
別のテナントが入るという。
「やっぱり、君たちあっての店だったったんだよ。でも、独立して良かったな。そうそう、今、本店に入っている絨毯クリーニング屋の仕事が雑でねぇ・・ちょっと仕事の話をしたいけど・・・。疲れてるところ、悪いね」
そう言うと、宝石屋の社長は俺たちをコーヒーハウスに誘った・・・